守士(まと)くんとケンカした。 悲しかった。 いつもの公園で、守士くんはボクに言った。 「もう、遊ばない!」 泣きそうな顔で、守士くんは言った。 悲しかった。 でも、ボクは何も言えなかった。 黙ってるボクに背中を向けて、守士くんは走っていった。 その後ろ姿を、ボクはじっと、見つめてた。 悲しくて、涙が出た。 でも、呼び止められなかった。 「いじっぱり」 そんな自分に腹が立った。 |
次の日の朝。 いつもは並んで学校に行くのに、今日はボク一人。 一人で歩く、いつもの通学路。 いつもと同じはずなのに、なんだかちょっと違う道。 歩道橋の一番上から、下の歩道を見渡した。 楽しくおしゃべりしながら、学校に向かうみんながいた。 でも、その中に守士くんはいなかった。 ガンコな守士くん。 でも、いじめっ子には絶対に負けない強さ。 いつもボクが憧れてる、守士くんの強さ。 ちょっとへそ曲がりな守士くん。 でも、ボクにはなんでも話してくれた。 独りで歩く、いつもの通学路。 いつもと同じはずなのに、なんだかちょっと遠い道。 |
守士くんと、学校の廊下で会った。 理科室に行く途中、クラスメートと歩く守士くんと会った。 立ち止まったボクの横を、守士くんが通り過ぎていく。 ボクを見ることも、ボクに話しかけることもせず、 黙って通り過ぎていく。 後ろから聞こえた守士くんの声。 クラスメートと楽しそうに話す、守士くんの明るい声。 振り返りたかったけど、ボクにはできなかった。 「いじっぱり」 そんな自分がキライになった。 |
放課後、一人で町を歩いた。 どこを歩いても、守士くんといっしょに遊んだ場所ばかり。 近所の材木置き場も、学校の近くの駐車場も、 それから神社の境内も。 どこに行っても、守士くんといっしょに走り回った場所ばかり。 「もう、遊ばない!」 守士くんにそう言われたとき、ちゃんと言った方がよかった。 「そんなのやだ!」って、ちゃんと言えばよかった。 それがボクの本当の気持ち。 守士くんと遊べないなんて、悲しすぎる。 守士くんと話せないなんて、寂しすぎる。 でも、守士くんはいない。 ボクの隣に、いつもみたいに、守士くんにいてほしい。 今なら言えそう。 正直に、ボクの気持ちを話せそう。 でも、ほんとに守士くんと向かい合ったら、 また「いじっぱり」になっちゃうのかな。 |
いつの間にか、いつもの公園に着いてた。 守士くんといつも遊んでた、いつもの公園に着いてた。 幼稚園のころからちっとも変わらないのに、 飽きずにいつも遊ぶ場所。 守士くんといっしょに、いつも遊んだ場所。 ボクよりもずっと早く、 逆上がりができるようになった守士くん。 ボクよりもずっと上手に、砂のお城がつくれた守士くん。 ボクよりもずっと高く、木登りができた守士くん。 小さな子たちが走り回る公園を、独りで歩いた。 いつも守士くんと並んで乗ってた、 ブランコが見えてきた。 そのブランコに、守士くんが座ってた。 |
びっくりして、ボクは立ち止まっちゃった。 守士くんはブランコをこぎもせず、 ただ下を向いて、ぼんやりと座ってた。 ボクはまた、歩き出した。 ボクの足音に気づいたのか、 守士くんがパッと顔を上げた。 ボクと守士くん、二人の目が合った。 目が合ったとたん、 守士くんの顔に浮かんだ照れたみたいな笑顔。 ボクも笑ってた。守士くんにつられて、笑ってた。 ちょっと恥ずかしかったけど、やっと素直になれた。 「ごめんね」なんて、言わなくていい。 その照れ笑いだけで、ボクたちは仲直り。 いつもみたいに、並んでブランコに乗った。 1日だけのケンカ。 |
その夜、ボクたちはエッチした。 ベッドの上で裸になって、いっしょに寝転んだ。 ボクは守士くんのちんちんを触った。 守士くんはボクのちんちんを触った。 守士くんのちっちゃなちんちんが、 ボクの手の中でおっきくなってく。 とくとくって動きながら、だんだん固くなってく。 ボクのちんちんも、守士くんの手の中でおっきくなってく。 守士くんにいじってもらって、だんだん固くなってく。 ボクと守士くん、二人の目が合った。 ちょっと赤くなった顔で、ボクたちは笑いあう。 「気持ちいい?」「うん」 「守士くんも?」「うん、気持ちいい」 恥ずかしかったけど、うれしかった。 だからボクは、守士くんから目をそらさなかった。 守士くんも、ボクから目をそらさなかった。 |
守士くんが、ボクのお尻に入ってきた。 守士くんのおっきなちんちんが、ボクの中に入ってきた。 真っ赤な顔をして、守士くんが動き出した。 ボクは守士くんの背中に手を回して、ぎゅって抱き締めた。 うれしくて、ボクは声を出しちゃう。 そんなボクに、守士くんはキスをしてくれた。 守士くんにちんちんをいじってもらうのが好き。 守士くんのちんちんをお尻に入れてもらうのも好き。 でも、守士くんにキスしてもらうのが、いちばん好き。 だからボクも、守士くんにキスをした。 守士くんもうれしそうだった。 ボクには、それがわかるんだ。 「もう出るよ。いい?」「うん、出して」 守士くんがボクの中でいっちゃった。 ボクもいっしょにいっちゃった。 自分のお腹に向けて、いっぱい出しちゃった。 |
それからボクたちは、いっしょにお風呂に入った。 背中の流しっこをして、いっしょにお湯につかった。 お風呂から出て、ボクたちはいっしょにベッドに入った。 久しぶりに、並んでベッドに入った。 ボクと守士くん、前よりもっと仲良しになったみたい。 だから、ケンカしてよかった。 なんて、思ってみたりして。 強くて、優しくて、ボクの憧れの守士くん。 ボクのいちばん大切な、双子のお兄ちゃん。 守士くん、大好き。 おしまい |
予告もなく、いきなりこんなものを送りつけてしまってスミマセンでした。
一純さんと対面できたのがうれしくて、思わず書き 散らしてしまいました。
ラブラブ至上主義の一純さんのために、
一応「ラブラブ路線」を目指して書いたのですが、ぬるい、ぬるすぎる。
クンフーが足りません。 これから緩慢に精進しようと思います(オイ)。
そういえば、このお話の語り手である主人公くんには、名前がありませんね。
うっかりしました。
小説を書き始めるときには、だいたい 名前から考える人なのですが、
今回は違いました。なぜか?
それは、ほとんど準備らしい準備もせず、書き始めてしまったからです。
そんないい加減なものをお贈りするとは・・・お仕置き決定(オイ×2)。
そうそう。その主人公くんと守士くんですが、
書き始めたときには普通の(いや、普通ではないけど)親友同士だったはずなのに、
気づいたら双子の兄弟に・・・う〜む、ラブラブ近親相姦になってしまいました。
われながら、テキトーすぎです。
それから、ちょっとレイアウトに凝ったりしてみましたが、大した意味はありません。
ただちょっと、やってみたかっただけです。 というか、
人さまへの贈り物で試すなってーの。す、スミマセン・・・
というわけで、へるめすでした。これからもよろしくしてやってください〜。
って訳で、、、ラブラブ至上主義の一純でッス〜!!(笑)
ちょっと素晴らしいじゃないですかぁ!!/(>▽<;)\
短いストーリーの中に、
凄い主人公君の気持ちが出てる気がします〜♪
子供の気持ちって難しいので、
私的には勉強になってたりも、、、(;^_^A
しかも設定は私が最近萌え萌えな『近親相姦』、、、(-_☆)
もうヨダレダラダラモノです〜〜〜〜♪(ぉぃ)
へるめすさん心より有難う御座います〜♪o(*^▽^*)o
コチラこそ今後とも宜しくお願いします〜♪<m(__)m>