君がいるだけで僕は…


羽音山翼(はねやまつばさ)は、学校でいつも苛められていた。
しかし、愛犬のヴィルがいつも慰めてくれていたので、どんな苛めでも我慢できた。
だが、一年前に交通事故で両親と共に亡くなってしまう。
ヴィルはクッションがわりになって翼を助けたのだった。
それ以来、翼は犬を見ると逃げ出してしまうようになっていた。

そんなある日、翼は学校帰りにある公園で一匹の野良犬を発見した。
その野良犬を見た翼は驚愕した。なんと、ヴィルにそっくりの野良犬である。
ヴィルとの懐かしい思い出がよみがえる。
しかし、この野良犬にもヴィルと同じめに合わせたくないと思った翼は、
逃げ出すように帰っていった。

翼「はあ〜。あの野良犬、本当にヴィルに似てたな〜。
  ああ、一瞬ヴィルが生き返ったのかと思ったよ。」

家に帰ってもあの犬の事が気になってしょうがない。
翼は意を決してさっきの場所に再び戻るのだった。
しかし、野良犬が同じところに長くいるはずも無く辺りをくまなく探しても、
さっきの犬を発見する事は出来なかった。

翼「はあはあ、どこいちゃったんだろ?」

その後ももう一度くまなく探したが結局見つける事が出来なかった。
仕方が無く家に帰る事にする。
家の近くまで帰ってくると犬の鳴き声がする。
よく聞くと自分の家の方からである。
翼は慌てて家に帰ると、あの犬がいるではないか。
翼は嬉しくてその場に座り込み泣いてしまう。翼の涙を犬が優しくなめる。

翼「うわ〜ん、ヴィル〜!!」

翼は泣きながらヴィルに似た犬をグッと抱き締めて離さなかった。
犬も何も抵抗しないまましばらくそのままでいた。翼が泣きやむと…。

翼「グスン、今日からお前の名前はビルだ〜!よろしくな、ビル♪」

ビル「ワン!!」

翼が飼うこととなった。しかもヴィルに似ていたのでビルという名前にした。
ビルは野良犬だったので酷く汚れていたので、
翼は早速風呂場でビルを洗ってあげることにした。

翼「ビル、気持ちいいか?」

ビル「ワオ〜ン!」

翼はお風呂から上がると冷蔵庫に何かあるかもと思い台所に行く事にした。
冷蔵庫を開けると買った覚えの無い食べ物があった。
よく見るとビルでも食べれそうだったので、前に使っていたヴィルの器に盛ってあげた。

翼「さて、僕も何か食べないとね。お腹空いちゃった。」

一緒に晩御飯を食べ終えると、ビルを連れて自分の部屋へ連れていった。
ビル探しに疲れた翼はベットに寝そべるとそのまま寝てしまった。
ビルも同じく寝ようとしたその時!


ビルの体が突然光りだしたのである。あまりにもの眩しさに翼も目が覚めてしまう。
しばらくするとビルから出ていた光がおさまりだした。
するとビルが人間の姿へと変化してしまったのだった。

翼「ビル?ビルなの?」

ビル「クウン〜♪」

何がなにやら全く理解できない翼は、
目の前にいるのがビルだということだけ確証が持てた。
しかし、ビルの姿が人間に変わっても言語は犬語のままだった。

翼「ねえ、ビル〜。このままの姿でいててお願い。」

ビル「クウ〜ン?ワン!!」

翼は心の中で願った、一生このままのままでいて欲しい!
そうすればビルといろいろ遊ぶことが出来ると。
しかし、ビルには言葉が通じない。翼は考え込む。

ビル「ワン!」

翼「う、うわ!!ビ、ビル?」

考え込んでいた翼を押し倒すビル。

翼「!!な、なに?あっ、ああ〜!ビ、ビル、やめ…、ああ〜。」

そして、ビルは上の服を破き乳首を舐め始めた。
ビルは優しく丁寧に舐める。ビルは翼の顔を確かめながら何度も舐める。

翼「ビ、ビル〜♪」

最初は嫌がっていた翼だったが次第にビルの行動を受け入れるようになっていた。
ビルが舐めてくれている、僕の為に。そんな事を思い始めていた。
しばらく舐めていたビルだが、今度は翼のズボンを下ろす。

翼「ビ、ビル!なにするの?」

ビル「ワン!!」

翼にはビルが大丈夫と言っているように聞こえた。
何をするのか全く解からなかったが、ビルのやる事だったら全てを受け入れてもいいと思った。
僕の為にビルがしてくれているのだとビルが翼のペニスに顔を近づけた時。

翼「ビ、ビル、まさか舐めるの?や、やめなよ、汚いよ。」

翼はとめようとしが、ベルは耳を傾けずにペニスを舐め始める。

翼「ビ、ビル〜!!ああ〜、ビル〜!!」

始めは優しく舐めていたビルだったが、次第に激しく舐め回すようになっていた。

翼「ビ、ビル、何かでそう…。」

激しくされ始めて一分も経たないうちに限界が来たようである。
しかし、ベルが舐めたままだったので急に出すことは出来ない。

翼「ビ、ビル、は、離れて…。お願い…。!!イタ!!」

我慢をしていたが、舐めていた時に少し立っていた歯に当たると、
翼はビルの口の中に一気に放出した。
それを飲み込むビルだったが、飲み込んだ後その場に倒れ込む。
慌ててベルに駆け寄る翼。

翼「吐くんだよ、ビル。さあ!!」

ビル「グウ〜ン。」

明らかに変だった。
さっき出した物を飲んだからだと思った翼は、
動物病院へ電話をする為一回に下りて行った。
しかし、この時間ではあいているはずがない。しばらくするとビルが下りてきた。

翼「ビ、ビル、大丈夫なのかい?」

ビル「ツ・バ・サ。」

翼「ビル、さっきツバサって…。ビル〜!!」

小さな声だったが確かにツバサと言ったのが聞こえた。

ビル「ツ・バサ!!」

翼「ビ、ビル〜!!!!」

今度は確かに聞こえた。あのビルが喋った、人間の言葉を。
翼はビルをぎゅっと抱き締めた。ビルも翼を抱き締める。
その後二人は一緒に寝て、共に同じ夢を見る。


次の日の放課後。
武「おい、翼!」
翼「ゴメン!!今日はダメなんだ。また今度ね。」

家に帰ればビルがいる。翼はワクワクしながら家に帰る。
今まで家に帰るのがこんなに楽しみだなんて思わなかったであろう。
そして何事もなく家に到着する。

翼「ただいま〜!!今帰ったよ、ビル。」
ビル「お帰り、翼。」

家に帰るとビルがいる。
僕はもう一人じゃない。ビル、僕は君がいるだけで救われる。
君とならなんだって出来る。大好きだよ、ビル♪


Thanks gift by koneko sama☆