+先輩+
-Black Ver.-
Scean1


僕は今ひとりで3階の教室にいる。
『今日部活終わった後301教室に来い。』
そう先輩に言われたからだ。
「先輩まだ来てないみたいだな。」
そういうと窓際に立ち、外を見る。
もう空は夕焼けで赤く染まっており、グラウンドにいる人ももうまばらだった。
「、、、先輩、、、遅いな、、、部活の片付けが終わらないのかな、、、手伝えばよかったかな。」
僕はサッカー部に所属していて、先輩の洋平はそのキャプテンだ。
僕がサッカーをやりだしたのも先輩のおかげって言うか、、、
最初はサッカーなんて全然興味なかったんだ。
でも学校に入って部活の紹介の時に先輩を見て、
すごいカッコいいって思ったんだ、、、
もちろん男としてカッコいいと思ってただけだったんだ、、、
でもいつしか僕は先輩のことが好きになってた。
優しくて、カッコよくて、すごく惹かれて、、、


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