+White Love+
Scean5


皆の待つ場所についた時、もうパーティーは始まってた。
、、、思ってた通りだった。
なんかもう愚痴ばっかりだった。
「はぁ、、、やっぱ来るべきじゃなかったかな、、、此処。」
そう言いながらパーティー中は皆と少し離れた場所で一人でボーっとしてた。
ボーっとしてたというか、考えごと。
意味の無い考えごと、、、
しばらくすると誰かが話し掛けてきた。
「よっ!!一人でなにしてんだ?」
悠太だった。正直悠太は誰かと過ごしてると思った。
外見良いし、良くもてるし、、、
「悠太こそこんなトコで何してんのさ?誰かいるんじゃないの?」
「ははっ、、、そんなのいねーっての。今年は一人だからさ。」
「ふーん、、、そなんだ」
「どうしたんだよ?元気ないじゃん。」
心配そうに悠太は聞いてきた。
「ん?なんでも。」
「そか?そういえばお前涼太はどうしたんだ?一緒にいると思ったけど、、、」
そう聞いてくる悠太に少し戸惑ったけど、
「うん、、、ちょっと、、、ね。」
悠太もすぐに解った。
「そっか、、、でも仲良かったのに、、、」
「うぅん、、、僕の方からだったからさ、、、別れようって言ったの。」
「あぁ、、、そうなんだ、、、でもお前なんでそんな暗いんだよ。」
「、、、解んないんだ、、、自分でも、、、解らないんだ、、、」
そのまま遥は黙り込んでしまった。
「じゃあ、、、お前はあいつのことどう思ってんだ?」
悠太は唐突に聞いてきた。
「えっ、、、僕?」
「そう。お前はあいつをどう思ってるか。」
「僕、、、僕はあいつのこと、、、」
回答に困ってしまう。
「それも解らないんだ、、、今日ずっと考えてたんだけど、全然、、、」
「そっかわかんないか、、、」
「うん、、、」
また少しうつむいてしまう。
「でもさ、お前はあいつのことをどれだけ思ってるかってことは解るだろ?
まぁ、、、それだけずっと考えっぱなしじゃ嫌でも解るだろうけど。」
「あっ、、、うん、、、」
僕が涼太をずっと思ってる、、、そう、、、ずっと思ってるんだ、、、
「だったら、、、お前は涼太をどう思ってるか、、、解るんじゃないか?」
「えっ、、、」
「これ以上は俺が言う必要は無いよな。自分で解ってるはずだし、、、なっ。」
悠太は遥の頭をポンと叩くと、また皆で騒いでいる場所に行ってしまった。
「あっ、、、」
悠太の言ってくれたことで解ったことがあった。
自分は涼太を凄く思っていたってこと、、、
それは自分が涼太のことを好きだということ、、、
やっと解った気がする、、、自分は涼太が好きだということ。
「ゴメっ、、、今日僕先帰るね。」
「えっ?なんだよそれ!!」
遥は騒いでいた友人に声をかけ、その場を去った。
その時、悠太は僕に笑いかけてくれてるように見えた。


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