+Friends Love+
Scean4
「、、、でもさ、、、なんつ〜か、、、」
「えっ、、、なに?」
「今度はいい恋出来るといいな。」
「、、、えっ?」
「だから〜、お前がちゃんとわがまま言えるような、
ずっとお前のこと好きでいてくれるような相手に会えるといいな、ってこと。」
「あっ、、、」
自分の思ってたこと、、、ばれてる?
「お前嘘つくの下手すぎ。バレバレだって。
本当は後悔してんだろ?本当はわがまま言いたかったんだろ?」
「えっ、、、あ、、、」
透は下を向き無言になってしまう。
「やっぱりな、、、」
そう言うと俊は透の身体を少し抱きしめる。
「あっ、、、俊?」
「もう忘れろ。そりゃ、簡単にって訳にはいかないだろうけどさ、、、
それに、、、
俺お前にはそういった落ち込んだ話とか表情してるよりも、明るくいて欲しい。
もし俺に出来ることがあるなら、何だって協力してやるから、、、」
俊は凄い真面目な顔で言ってくれた。凄い本気で言ってくれてるって感じたんだ。
嬉しかった、、、本当に自分のこと心配してくれてるって、、、
「うん、、、そう、、、だね。ありがと、、、俊」
自分を心から励ましてくれている、、、そう思った。嬉しかった、、、凄い、、、
涙を流しそうになった。眼にはもう今にも流れ出しそうに涙が溜まってた。
「へへっ、、、泣くなよ?っと、それから俺に惚れんなよ?」
「なっ!!いきなり何言ってんだよ!!誰がお前なんか好きになるかよ!!
お前みたいな軽い奴好きになる訳無いだろ!!」
潤んだ眼をこすりながら、ちょっとムキになって反論してた。
「そんな怒んなって。ははっ」
「ったく!!ふざけたこと言うなよな、、、」
「そうか?少しは本気だったんだけどな。」
少し残念そうに俊は言った。
「あ、、、俊、、、その、、、」
少しの沈黙の後透が声をかけようとしたが、俊が口を開く。
「なっ、どうせお前今日はまだ時間あんだろ?」
「えっ?そりゃ時間ならあるけど、、、」
「だったら今日はお前につきあってやるよ。
どっか行こうぜ。」
「でも行くったってどこに、、、」
「お前の行きたいとこ連れてってやるからさ。
いくらでも、、、お前の愚痴でもなんでも聞いてやるからさ。」
また、、、嬉しくなる。簡単な一言なのに、嬉しくなる。
「、、、ありがと、、、俊」
「別に、、、そんな気にすんなって。」
そう言うと2人は街中へと歩いていった。