+大好きな人+
Scean1


「どうした大輔。いつものお前らしくないな、、、こんな点取るなんて。」
そういう教師の手には英語24点と書かれた答案用紙があった。
大輔ならいつも40点は確実にとっていたし、
英語だけじゃなく全科目で高得点とることなんてザラだった。
でも今回のテストは大輔の奴全部30点台前半、、、
悪いと20点台って言う最悪な点数だった。
俺?俺は、、、それはどうだって良いんだ。
皆は大輔が『いつも出来てるから今回ちょっと手を抜いただけだよ。』
みたいに思ってるかもしれない。
でも俺にはそうじゃない何かを感じてた。
最近大輔の奴全然元気ないし、あまり話しもしなくなっちまったし、、、
「ちゃんと勉強してるのか?今までちゃんとできてたからって気〜抜くなよ。」
そう教師に言われて自分の机に帰ってくる。
「どうしたんだよお前。いつものお前らしくないじゃん。」
「あ、、、う、、、うん。でも今回あまり勉強しなかったから、、、」
そう言うとすぐに前を向いてしまう。
ホント、、、どうしちゃったんだろ?帰りにちょっと聞いてみっかな。


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