+美少年と少年+
Scean3


翌日。
いつもと変わらない学校、、、
いつものように達弥の机には女子が集まっている。
笑いながら話をしている達弥、、、
「ちぇっ、、、良いよな、あいつ。
なんでも出来るし、しかももてるし、、、」
僻みっぽくクラスの男子が俊一に話し掛ける
「ははは、、、仕方ないよ。
だって達弥君学園一の人気者だし、、、」
「そりゃ解ってるけどさ、、、ちぇっ!!」
『ちら、、、』
あれ、、、気のせいかな、、、達弥君、、、僕の方ちょっと見たような、、、
「気のせいだよね。僕なんか相手にする訳ないし、、、」
苦笑いしながら次の授業の準備をする。
でも達弥君のことはずっときになってた。
昨日怒らせちゃったこともあるけど、
やっぱり達弥君があの時してた顔、、、やっぱり気になる。
俊一は昼休みに達弥に話し掛けた。
「ねぇ、、、達弥君。」
「あ、、、なんだ、、、俊一君か、、、何か用?」
「昨日ゴメンね、、、なんか怒らせちゃったみたいだったから、、、」
「別に、、、良いよ、、、気にしてないし、、、」
「でさ、、、良かった今日一緒に帰らない?」
唐突だとは思った。
でもこうでもしないと人気者の達弥と2人きりなんて出来ないし、、、
そう思いながら俊一は誘った。
「別に、、、覚えてたら、、、」
そう答える達弥に俊一は、
「ほんと!!じゃあ放課後校門の前で待ってるから、、、」
「、、、うん、、、」
ちゃんとした約束じゃなかったけど、
来てくれる事を願うしかなかった。


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