+美少年と少年+
Scean4


放課後
「うっわ〜、、、遅くなっちゃったよ、、、達弥君いるかな、、、」
校門に行くと、待ちくたびれた感じの達弥が立っていた。
「ゴメン!!先生の話が長くなっちゃってさ、、、
でもまっててくれたんだ。」
嬉しそうに言う俊一に達弥は恥ずかしそうに、
「!!、、、べっ別に、、、待ってた訳じゃないよ、、、
ただ、、、なんとなく、、、だよ」
達弥はなんで自分が俊一のことを待っていたのか、、、
それもわかっていないようだった。
「そっか、、、僕これから帰るんだけど、、、達弥君は?」
「お、、、俺も丁度帰るところなんだ、、、」
「じゃあ一緒に帰ろうよ。」
「、、、うん、、、」
そのまま帰り道を歩く、、、会話はなく、
ただ無言で歩いているだけだった。
「あ、、、あのさ、、、」
暫くの沈黙のあと達弥が俊一に話し掛けた。
「ちょっと、、、話したいことがあるんだけど、、、」
達弥は少し恥ずかしそうに言う。
「僕は別に構わないよ。特に用事ないし、、、」
「じゃあ、、、あそこの公園で良いかな、、、」
「うん。」
そう言うと達弥は足早に公園に向かう。


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