プレゼント
Scean2


放課後、一樹と一緒に学校を後にする翼がいた。
「うぅぅ、、、頭いて〜、、、」
「はは、、、そりゃあれだけ寝てりゃ痛くもなるわな。
なっ、、、今からゲーセン行かねぇ?ちょうど新しいの入ったみたいだし。」
一樹の誘いに対して翼は、
「えっ、、、今から?」
「そっ。」
「うーん、、、今日は、、、ちょっと用事が、、、」
「なんだよ、、、付き合いわりーな、、、なんかあんのか?」
「あの、、、ゴメン、、、今日はどうしても、、、」
回答に困る翼に一樹は、『あっ、、、』っと思い。
「なるほどねぇ、、、ついに翼君も好きな人が出来たってわけねぇ、、、」
「!!あっ、、、そのっ、、、」
「隠さなくても良いって。
そっかそっか、、、でもなぁ、、、翼君は俺だけのもんだと思ってたのに、、、」
冗談半分に言う一樹に対し翼は、
「えっ、、、」
「ってバカかお前、、、冗談だっての。本気にすんなよ。」
「あっ、、、そっそうだよね、、、あはは、、、」
「まっ何はともあれ仲良くやれよ〜、、、って言うかいつか俺に紹介しろよな。」
そう言いながら翼の肩を『ぽんっ』と叩くと、
一樹はその場を立ち去っていった。
「紹介、、、できると良いな、、、」
小声でそう言いながら学校を後にした。


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