+First Love+
Scean6
腕を組みながら帰り道を歩いてた。
途中人気の少ない公園のベンチで休む。
「どうして、、、気がつかなかったんだろう、、、」
少しすると光流が言い出す。
「なにが?」
「ん、、、一緒にいたいって思える人、、、」
「あ、、、」
達也は少し照れる。なんか、、、恥ずかしい、、、
「いつも俺のこと助けてくれるの、、、達也だった、、、
悩みとか色々聞いてくれて、、、ちゃんと考えてくれて、、、
一緒にいたいって思うの、、、達也のはずなのに、、、」
「光流、、、」
「俺さ、、、本当はあいつのことどうでも良かったのかもしれない、、、
いきなり『別れよう』って言われて、、、
ちょっとやけになって、、、別に一緒にいたいからとか、、、
好きとかそういうの、どうでも良かったんだと思う。」
「、、、、、、」
「それにさ、、、クリスマスも近かったし、、、
俺そういうのとか気にしてるわけじゃないけどさ、、、
その、、、やっぱり、、、誰かと一緒にいたかったし、、、」
恥ずかしそうに光流は言った。
「、、、なぁ光流、、、キス、、、していいか?」
「えっ、、、」
いきなりで少し驚いたけど、光流は無言で頭を少し下げる。
すると達也は光流をそっと抱きしめお互いの唇を合わせる。
さっきのように軽いキスではなく、深い、、、深い口づけ、、、
「んっ、、、」
短いようで長い、、、そんなキス、、、
ゆっくりと唇を離すと光流は言った。
「俺、、、達也のこと、、、好き、、、達也と一緒にいたい、、、一緒に、、、いて欲しい、、、」
「光流、、、」
達也はもう一度光流を抱きしめ口づける。
「いつだって一緒にいてやるよ、、、離さない、、、絶対に、、、」
嬉しかった、、、この人なら、、、そう思えた、、、