+Friends Love+
Scean2
24日。別に用事がある訳でもなく、一人で街中を歩いてる。
特に何かを考えている訳でもなく、ただボーっと歩いてた。
すると自分を呼ぶ声が聞こえた。
「おーい!!やっぱ透じゃん。どうしたんだよ?」
「、、、俊?」
「なんだよ、、、そんな呆けた顔して。」
「いや、、、別に、、、ってどうしたと言われてもさ、、、
俺が外歩いてちゃ悪いってのかよ?」
「いや、、、そういう訳じゃ、、、相変わらずキッツイな。お前。」
俊とは今の学校に入ってからのつきあいで、
そんな長い訳じゃないけどなんか良く話したりする。
こういうのを『気が合う』って言う感じなんだよね。
「俊こそ何してんのさ?クリスマスだよ?」
「俺?俺に付き合ってるやつなんている訳無いじゃん。」
笑いながら俊は言う。
俊は外見は凄く良いくせに、軽いって言うか、、、
そういうのも皆解ってるせいか、付き合う気になれないらしい。
「そういうお前こそどうしたんだよ?例の彼氏はどうした?」
何も知らずに俊は聞いてきた。
何事も無かったかのように振舞いたかったけど、どこかで考えてたのかもしれない、、、
その返事はすぐには答えられなかった。
「あ、、、うん、、、ちょっと、、、」
下を向き黙ってしまった。俊も俺の行動見て察してくれたみたいだった。
「そっか、、、なぁ、良かったらちょっと話さないか?」
「でも、、、」
「時間あんだろ?」
別に断る理由は無かったし、俊につきあうことにした。