+Friends Love+
Scean3


公園のベンチに座って話した。色々と、、、
「そっか、、、それで」
「うん、、、」
俊には全て話した。別れた理由とか、、、相手に好きな人が出来た、、、それが理由。
俺には止められなかった。
自分はもう好きでいてくれないってこともあったけど、
自分が相手を好きだと言うことで相手を悩ませたくなかったから、、、
「でもさ、、、それってちょっと優しすぎないか?
相手に好きな人が出来たからって、簡単に別れて良かったのか?」
本気で俺の話に耳を傾けてくれているのが解った。
俊は確かに軽いけど、こういう悩みとかは本当にちゃんと聞いてくれる。
きっと俺は俊のそういう所に惹かれてるんだと思う。
「うん、、、後悔はしてないよ。
でも、クリスマスくらいは一緒にいたかったとは思うけどね。」
嘘ついてた、、、後悔してない訳が無い、、、
「ったく、、、そんなんだから透はなんでも損すんだよ。」
透は学校でもかなり人が良いって言われる。
自分のことは後回しで、いつも周りに気をかける、、、
そこが透の長所でもあり、欠点でもあると俊は思ってた。
「かも、、、ね。でも自分が好きだってことで相手を悩ませたくなかったからさ。」
「いいじゃん別に悩ませたって。お前ばっかり考え込む必要絶対無いって。」
「悩んだの、、、俺だけかな?相手もきっと考えてくれた結果だよ、、、きっと」
「はぁ、、、お前もうちょっとわがままになっても良いと思うぞ。
まぁ、、、お前がそれで良いならいいけどさ。」
「うん、、、そうだね、、、」
本当は良いわけ無い。本当はわがままを言いたかった。
別れるのは嫌だと、、、もっと好きでいて欲しいと、、、


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