+会えてよかった+
五話


「んっ…っふっぁ…」
太陽は尚希の唇に自分の唇と合わせながら、尚希の全身を支えながらゆっくりとベッドに押し倒していく。
「尚希…痛くないか?」
「こんなことで、痛くなったりしないよ…太陽さんは、心配性だね」
「ごめん…」
横になっている場所がベッドである以上、心配する必要がないことくらいはわかる。
それでも尚希のことは、どんなに小さなことでも気にかけていたかった。
「…っあ…」
太陽はベッドに横たわる尚希の服の下に手を入れ、少しだけ上半身に着ている服を脱がせていく。
部屋は暗くても、肌の色ははっきりと解る。尚希の顔と同じように、とても白くてきれいな印象を受けた。
見ただけでは、生きているのかも解らないような感じがする。しかし実際その肌に触れると、温かな体温が手に伝わってきた。
「尚希の身体…キレイだな…」
太陽は尚希の身体に触れながら、そうつぶやくように言う。
「んっ…恥ずかしいから…あんまり言わないで…」
尚希は顔を横に向けて、そう言ってくる。
「ごめんな…」
尚希の言葉に太陽はそう一言言うと、再び尚希の上半身を探るように触れていく。
そして小さな突起部分を見つけると、そっとそこに自分の口を持っていく。
「んっ…ふっ…」
一瞬だけ、尚希の口から吐息が漏れる。
「…尚希…可愛い」
そう言って太陽は、再び尚希の乳首を指と口を使って愛撫してやる。
「やっ…ぁっ…んっ…」
緊張と恥ずかしさのせいで敏感になった尚希の肌は、太陽が少し触れるだけで大きな吐息を口にする。
「尚希…」
尚希の全身が、どんどんと赤くなっていくのが解った。見ると冷たいと感じる白い肌が、赤へと変化していく。そんな尚希の姿に、太陽は愛おしさを感じていた。


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