+Love You+
一話/約束
Scean4


まるで愛しいものを見つめるような目をしながら、将幸はそう口にする。
「将幸くっ、ん…何をっ…ひあぁぁっ!」
人前に見せることなど初めての部分に、友紀哉は激しい恥ずかしさを感じていた。
しかしそれを感じる間を長く与えることなく、将幸はそれを両手に持って動かし初める。
「あっんっ…ああぁぁっ!」
友紀哉はその場で全身をガクガクさせ、両手を将幸の肩に置いて必死に立っていようとする。
ペニスの先からは先走りの液体がどんどんと溢れてきて、潤滑を持った将幸の手は更に激しく動く。
「すげー…もうこんなに出てきてるぜ」
「あっ、はぁぁぁぁっ…だっ、めだよっ…将幸く…あぁっ、ふああぁぁっ!」
大量の先走りで滑りを持ったペニスから、白濁の液体が大量に放出される。
将幸の手には生暖かい精液が降りかかり、将幸はそれを自分の口へと運ぶ。
「…へぇ、最近ヤッてなかったんじゃない? すっげ量出てるぜ」
「あっ、ふぁ…! んはぁっ!」
自分の手についた友紀哉の精液を完全に舐め取ると、今度は友紀哉のペニスを口に含む。
射精の余韻に浸る間もなく、友紀哉の身体に再び快楽が与えられる。
「んっ…んんっ…」
「そんな、とこっ…だっめ、だよ…はぁぁっ…」
今までに感じたことのない快感が、友紀哉の全身に走る。
やがて友紀哉は立っていることが出来ず、壁を背にしてズルズルと座り込んでしまう。
しかし将幸は友紀哉の動きに関係なく、精液で汚れたペニスをキレイにしていく。
いつの間にか将幸も自分のズボンを脱ぎ捨てていて、自分の右手で上下に動かしていた。
「あんっ、あっ…っふ、まさゆき、くん…」
舐める友紀哉のペニスはすぐキレイになり、今度は将幸の唾液でいっぱいになっていた。
将幸は右手に友紀哉の茎部を持ち、その場から見上げるように顔を上げる。
「お前ってこういうことすんの、初めてなんじゃないのか?」
既に何人もの経験を持つ将幸は、快感の感じ方や、感度の良さ…それらから、すぐに経験のない人物であると解った。
「…う、うん…」
「童貞君って訳だ…なんか良いよな、そういうの」
友紀哉が顔を真っ赤にしながら応えると、将幸はにやりと笑って唇にキスをする。
そのまま自分の全身を持ち上げると、今度は友紀哉のペニスに自分のアナルを当てる。
「童貞君…いただきまーす」
ふざけるように声を出しながら、将幸はゆっくりと腰を下に下げていく。
「あぅっ…あっ…あっ…」
唾液で滑りを持ったペニスは、アナルの中に入っていくたびニチャニチャと音を立てる。
「お前の、けっこうでかい、な…っくっあ…」
将幸の中へと、友紀哉が入り込んでいく。やがて今までふざけた表情をしていた将幸の表情も、快感の表情へと変化していく。
「あっ、あっ…僕の、将幸君の中に入って…うっあんっ」
「くっ、はぁぁ…入った…動くぜ」
そう声が聞こえた瞬間に、将幸の腰が激しく動き出す。
ペニスとアナルが激しくこすれ合い、出入りを繰り返すことに凄まじい快感を友紀哉と将幸に与える。
「あうっ、あっ! 将幸君っ、将幸君ーーー!」
「はぁっ、あっ…なぁっ…気持ち良いかよ…」
熱い吐息を漏らしながら、将幸は下で横たわる友紀哉に聞く。
「うっ、んっ…あっ…将幸君の中、凄く…熱くてっ…!」
「君なんていらねぇよ…将幸って呼べよ…はぁっ」
そう言って将幸は顔を下げ、友紀哉の唇にキスをする。
「んっ、んむっ…はぁっ…将幸、まさゆきぃ…ぼくっ、もうっ!」
初めての快感に、友紀哉はすぐに絶頂の近いことを告げてくる。
それは友紀哉とつながっている将幸にも、身体を通して伝わってきた。
「っく…良いぜ、俺ん中…はぁ、全部、出せよ…」
「うっぁ…んっ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
将幸の声を耳にしてすぐ、友紀哉は大きな喘ぎと共に精を再び放出させる。
全身をビクビクとさせながら、止まることなく将幸の体内に注ぎ込んでいく。
「はぁっ…入ってくる…お前のいっぱい…」
体内に入り込んでくるものに喜びを感じて、将幸の表情から僅かに笑みがこぼれる。
そして友紀哉の射精が止まるのを感じると、アナルからペニスを抜いていく。
ズルズルという音を立てながら、身体に受け止めきれない精液がポタポタと床に滴り落ちていた。


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