少年調教日記
2nd edition
6月18日 AM6:00
休日なのに、何故だかいつもより早くに起きてしまった。
朝食も食べる気もなく、適当に冷蔵庫の中にある物を食べてテレビに目を向ける。
しかし面白くもないので、二度寝でもしようと布団に入るが、どうにもまぶたが閉じてくれない。
仕方がないので気分転換も兼ねて外出することにした。
幸い昨日までの大雨が嘘のような快晴であり、気温も夏の暑さも良いトコだった。
特に行こうと思った場所がある訳でもなく、適当に歩いていた。
流石に朝は晴れているとはいえ、道は前日までの雨で完全にぬかるんでいた。
出来るだけその部分を踏まないように近所の公園へと出かけると、一人の少年を見つけた。
まだ雨水でぬかるむ公園の広場で、少年は学校のものと思われるユニフォームを着てサッカーボールを蹴っていた。
最初は『朝早くから元気なガキだな…』その程度にしか思ってなかった。
そのうち向こうもすぐに俺のことに気がつき、少年は俺の方を向いておじぎをしてきた。
…何故だろう…俺に向かって見せる、その表情に惹かれたのは…
不思議なまでに…その少年に、俺は引き込まれてた…