+好き好きおに〜ちゃんッ!!+
「こんなもんか…さてと」
お皿を全て片付けた後、おにいちゃんは洗面所に向かって歩き出す。
「あ、おにいちゃん?」
僕もすかさず、その後ろをついて行く。
洗面所を通ってその隣にいるお風呂場に行くと、そこでおにいちゃんは服を脱ごうとしていた。
「ん? …宗太も一緒に入るか?」
上着を脱いで僕に気がつくと、おにいちゃんはそう言ってきた。
「えっ…で、でも…」
僕はそんなおにいちゃんの声に、全身が熱くなり始める。
恥ずかしいって言うか、おにいちゃんと一緒にお風呂に入ると…
その…えっちなこと…されちゃうから…
嫌じゃないよ! 嫌じゃないけど…でも…恥ずかしくて…
「どうすんだ? 宗太。俺もこのカッコじゃ寒いから、早くしてくれよ」
「えっ、あっ…はっ、入るっ!! 宗平にいちゃんと一緒に入るよっ!!」
急かされると、考えようとしてもすぐにOKの返事を返しちゃう…
「そっか。じゃあ一緒にはいろっ」
おにいちゃんは僕の返事を聞くと嬉しそうに声を上げ、ズボンを脱ぐとすぐに風呂場へと入ってしまった。
「あっ…う、うん…」
僕はその場で困惑の声を出しながら、着ていた服を脱ぎ始める。
けど恥ずかしくて緊張しちゃって、なかなか服を脱ぐことが出来なかった。
「よいしょ、よいしょっと…よしっ!」
ようやく裸になると、僕はゆっくりとおにいちゃんのいるお風呂場へと足を運んでいった。