+好き好きおに〜ちゃんッ!!+
湯船はそんなに広くないから、僕はおにいちゃんのひざの上に座るような体勢でお湯に浸かっていた。
「うぅ…うぅぅ…」
「ん? どうしたんだ…うめき声みたい声出したりして」
僕はおにいちゃんのひざの上に座りながら、低い声を出す。
「へぁぁっ…な、なんでもないよぉ…ブクブク」
おにいちゃんのかけてきた声に驚き、僕は口元をお湯につけて同じように声を出す。
放出する息はブクブクと音を立て、泡のようにお湯の上に現れてきた。
恥ずかしくて、身体が落ち着かない…
僕の下におにいちゃんの身体があって、しかも裸で…
しかもその素肌が密着し、それがさらに恥ずかしさを大きくする。
「あぅぅ…ブクブク」
僕は何度も、口元をお湯につけたり離したりを繰り返す。
落ち着かない…落ち着かないよぉ…
心の中でそう思った瞬間、僕の身体をおにいちゃんの手が触れてきた。
「えっ…お、おにいちゃ? あっ…」
その手は迷うことなく僕の全面にやってきて、そして…
僕のおちんちんをつかんできた。
「…宗太のは、まだまだ子どもだね…」
おにいちゃんの声が、耳元で聞こえてきた。
そのなんだかささやくような声は、僕の身体から力を抜かせていく。
「おっ、おにいちゃっ…だ、だめだよぅ…」
おにいちゃんの温かい右手が、僕のおちんちんを優しくつかむ。
そしてその手は、ゆっくりと動き始める。
「…宗太のおちんちん、大きくなってきた…」
「やだぁ…おにいちゃ、恥ずかしいよぉ…」
おにいちゃんの右手の中で、僕のおちんちんはどんどん大きくなっていく。
それと同時に僕の全身へと、痺れにも似た気持ち良さが駆け抜けていく。
「気持ち良い? 宗太…」
「はふっ、はふぅ…おにいちゃぁ、にいちゃぁ…」
お湯の温かさもあってか、僕の頭は余計にボーっとしてくる。
全身に走る気持ちよさもどんどんと大きくなってきて、身体の奥から何かが出てきそうな感覚がやってきた。
「にいちゃ…ぼくっ、もうイッちゃう、よぉ…はふぁ、ふぁぁっ」
いつの間にか目の前にあるお湯は、僅かながらもバチャバチャと音を立てて水しぶきが飛んでいた。
それはおにいちゃんの右手の動きが、激しくなっていることを意味している。
「出して良いんだよ…宗太」
「にっちゃ、にっちゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
僕はその激しい動によって与えられる気持ち良さから、大きくしたおちんちんから真っ白な液体を放出させる。
身体も小さく跳ねて、そして脱力感からおにいちゃんの身体にしがみつく。
「…お湯の中でも、宗太のは熱くて解るね」
「ふぁ…ふぁぁぁぁ…」
僕はおにいちゃんの身体にもたれかかり、ただ呆然としていた。
凄く…凄く気持ち良くて…
「おにい、ちゃぁん…」
「宗太…」
朦朧とする意識の中で、僕はおにいちゃんのことを呼んだ。
するとおにいちゃんは、キスで返事を返してくれた。
「んっ…んっ、にっちゃ?」
「宗太…苦しいかも知れないけど、我慢な…」
おにいちゃんが僕にそういう時…それは何をされる時なのかすぐにわかる。
本当は恥ずかしくて、そうされるのは嫌なんだけど…
でも僕、おにいちゃんのことが大好きだからっ!
おにいちゃん…それすると、凄い気持ち良さそうにしてくれるから…
だから僕っ!!
「う、うんっ…ぼく、大丈夫だから…」
本当はまだ怖い…でも、おにいちゃんの為なら…
「宗太…」
「はえっ…ひっ、あぁぁっ!!」
苦しい…身体の中に、おにいちゃんの大きなおちんちんが入ってくる。
熱いお湯も一緒に入ってきたけど、おにいちゃんのはすぐに解る。
「宗太…宗太…っ!」
「んぁぁっ! おにいちゃ、にいちゃぁぁ…ふぁぁっ!」
そのうち一度は小さくなった僕のおちんちんも、また大きくなってきた。
息苦しくて、全身が圧迫されているような感覚がする。
でも凄く気持ちも良くて、不思議と嫌な気持ちにはならない。
それに…大好きなおにいちゃんと一緒になれていることが、とても嬉しく感じる。
「おにいちゃ、だめっ…そこ触っちゃ…!」
おにいちゃんは身体を動かしながら、大きくなった僕のおちんちんもまた右手で触り始める。
「宗太…気持ち良い?」
そんなおにいちゃんの声は、とても息が荒い。
僕の耳元で聞こえるおにいちゃんの声に、僕の気持ち良さはさらに大きくなる。
「う、んっ…おにいちゃんの、僕の身体にいっぱいだよぉ…僕また、出ちゃ…」
身体の底から、また何かがこみ上げてくる。
「今度は一緒にイこうな…宗太…くっ!」
おにいちゃんの声もまた、限界に近づいているみたいだった。
「にいちゃぁ…ふぁぁっ、あんっ、はぁぁっ!」
本当はすぐにでも出してしまいそうな感覚を、僕は必死に我慢する。
おにいちゃんと一緒に…おにいちゃんと、おにいちゃ…
「んあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
また僕のおちんちんから、白い液体が放出された。
さっきとは比べ物にならないほどに気持ちが良くて、時間が経っても射精が止まらない。
「はぁぁっ…にいちゃぁ…はうぅ…」
「宗太…くっ、ぁ!」
僕が射精の余韻に浸っていると、僕の身体の中におにいちゃんが流れ込んできた。
とても熱いおにいちゃんが、どんどんと流れてくる。
「ふはぁ…にいちゃん、にいちゃぁん…」
「宗太…」
おにいちゃんの唇が、僕の唇に重なり合う。
それからのことは、もう何も覚えてない。
気がついた時には、僕はおにいちゃんのお布団の中で横たわっていた。