+kissだけ?+
Scean2
「なっ、、、なんか少しドキドキする、、、」
「何言ってんだよ、、、ちょっとするだけだろ。」
「わっ、、、解ってるけどさ、、、」
いざ『キスをする』って考えた時、胸が凄くドキドキした。
口では少しなんて言ってたけど、本当は少しじゃなくて、
凄くドキドキしてて、、、
「じゃっ、、、」
智樹は駿の肩に手を置くと、そのまま顔を近づけていく。
『わっ、、、智樹の顔が、、、』
駿は最初眼を開けていたが、智樹の顔が近づいてくると眼を閉じる。
「んっ、、、」
目を閉じていても、自分の唇に智樹の唇がつくのが解った。
「んっ、、、ん、、、」
凄くドキドキしてる、、、今までに感じたことが無いくらい、、、
少しすると智樹は唇を離して少し不満そうな顔をしながら駿に言う。
「おい、、、口開けよ。それじゃキスになんないって。」
「でっ、、、でもっ!!なんか、、、恥ずかしくって、、、」
恥ずかしいってのもあるけど、凄くドキドキして、、、
なんか、、、身体熱くなるみたいで、、、
「今更恥ずかしがることもないだろ。もっかい良いか?」
「うっ、、、うん、、、」
顔を少し赤らめながら駿は言う。
不思議と嫌だという思いはなかった。
恥ずかしさとかがなかったわけじゃない、、、でももう一度したい、、、そう思ったから、、、
「んじゃ、、、」
智樹の顔が再び自分の顔に近づいてくる。
さっき以上に緊張するし、さっき以上に身体が硬くなる。
「んっ、、、んっ、、、」
静かな部屋に、ちゅくちゅくと舌を絡めあう音が鳴る。
『智樹とキスしてる、、、俺、、、智樹と、、、』
不思議な感じだった。ずっとこうしていたい、、、駿はそう思った。
緊張して硬くなった身体からだんだんと力は抜けていき、
立っているのも精一杯な状態になる。
「んっ、、、んっぁ、、、んっ、、、」
駿の腕はいつのまにか、智樹を抱きしめるようになっていた。
「んっ、、、駿、、、」
「とも、、、き、、、」
お互いの唇を離す。智樹は駿がいつもと違うようだとすぐに解った。
頭の中がおかしくなって、ボーっとしてる。
でも駿自身は全然嫌じゃなくて、とても心地良い感じがしてた。
「駿、、、」
智樹はそんな駿を、押し倒すようにベッドに倒れこむ。
「わっ、、、ぁ」