+ひとりエッチ+
Scean3


-放課後-
「おっし終わりっ!!」
「じゃあ帰ろうか?」
「そだな。確かお前の家って俺の家と同じ方向だったよな?一緒に帰ろっか。」
「うん。良いよ。」
そう言うと鞄に教科書を詰め、学校を後にする。
「すっかり遅くなっちまったよなぁ、、、コレだから日直って嫌だな。」
「ははっ、、、仕方ないよ。」
そんな雑談を繰り返す。そりゃちょっとは嬉しかった。
普段あまり話さない惹かれてる人と2人で話が出来るんだから。
しばらく歩き、修一の家に近くなった所で修一は、
「でもさ。悠って結構話すよな?
クラスじゃ滅多に話さないから暗い奴だと思ってたけど、、、」
「あぁ、、、仕方ないよ。ホントに暗いからさ。」
苦笑いしながら話す悠に修一は、
「明るくしてみたいとか思わない?」
「そりゃしてみたいけど、、、」
「じゃあ俺協力してやろうか?お前が明るくなるようにサ。」
「え、、、」
何を言っているんだろうと思った。
「じゃあ目を閉じてみな。」
おかしいとは思った。何で眼を閉じる必要があるのかって、、、
でも言う事を聞いて眼を閉じる。すると、
『チュ、、、』
修一は悠に軽く口づける。
悠は驚き、
「なっ、、、何すんだよ!!」
「はははっ!!元気良いな。
いっつも暗くて小さい声より、そうやって大きな声出したほうが良いぞ。」
「だからってなんでキスなんだよ!!」
「怒んなって。悪かったって。
でも時にはそれぐらい元気あった方が良いぜ?んじゃな。」
そう言うと修一は自分の家に走って帰っていった。
『修一君にキスされた、、、』
そのことはずっと頭から離れなかった。


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