+初えっち+
Scean2


「ねぇ。今日って暇?」
達弥は俊一に話し掛ける。
達弥は学園のアイドルだ、、、いや、、、アイドルだった、、、なのかもしれない。
最近は以前と変わった、、、と良く言われる。
以前は休み時間には大半を学園の女生徒と話すのがあたりまえだったのに、
今では男子と遊んだりしてる。自分から話し掛けていくこともある。
昔より笑うようになった、、、昔より話すようになった、、、
変われたのは自分のおかげ、、、そう達弥君は言う。
俊一君が傍に居てくれるから、、、と。
アイドルみたいな達弥君と、
僕みたいなのが恋人同士になれたのは偶然かもしれない、、、
でも達弥君は僕の事『運命の人』、、、だって、、、
なんか恥ずかしいや、、、
「今日?うん。特に何も無いけど、、、」
その言葉を聞くなり、達弥は心の中で『やった!!』って思った。
「じゃあさ、、、明日休みだし、家に泊まりに来ない?」
「え、、、でも、、、達弥君のお父さんとかお母さんに悪いんじゃ、、、」
「大丈夫だよ。実は今日明日といないんだ、、、
それで、、、あの、、、ちょっと寂しくて、、、」
少し下を向き、恥ずかしそうにしながら達弥は話した。
別に一人で家にいたって寂しくなんか無い。
昔から一人でいることなんてあたりまえだったから、、、
「そっか、、、うん。良いよ。
一回家に帰ってお母さんに言わなきゃならないけど、、、」
「ホント!!じゃあ家で待ってるね。」
達弥は嬉しそうに、はしゃぎながら言う。


[1]Scean3
[2]
TOPへ